皆実高校漕艇部 ブレードカラーと塗装手順

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update: 2018-9-05

ブレードカラーとは,ブレードカラーに表示される色や模様,ロゴのデザインのことです. その団体にとって基本的なもので,ほとんどのロウイングクラブで,伝統的,統一的に用いられるものです. ユニフォームのデザインも似たところがありますが,ユニフォーム以上に,伝統の統一性があり,クルーが自分の好みで帰るようなものではありません.
皆実のブレードカラーは,創立以来のもので,「紺色(navy blue)に,白のV字が2本」です.柄松先生がデザインされました.
(余談ですが)私が入部した時は,「白地に,ネックから赤のV字」でしたが,どうもそれは勝手にどこかで誰かが,某他県のブレードを真似て勝手に変えたものだった,という笑えないエピソードがあります. また,一時期結構明るい青に塗られたりもしますが,基本は「紺」と覚えておいてください.)
さて,「紺にV字2本」といっても,V字の幅とか角度とかはどんなふうに? と,いうことがあります. 特に,現在はブレード自体が,昔のマコン(対称的なブレード)から,非対称のビッグブレードになったので,気を付けないと,見映えも悪くなります. 高校生の種目にスイープが無くなって,スカルのブレードの寸法だけでよくなったのは,まあ,作業としては楽になりましたが.
ブレードの塗り方がブレーないように,以前,採寸のサンプルを作りました. @上半分が狭くなり過ぎないように,センターラインをシャフト軸から少し外して引きます.A上端の端から40mmを基点として,斜めが60°,軸線上での白の幅が50mm,白2本の間の紺が30mmです.(ちなみに,これは見映えと共に,25mm幅のマスキングテープで重なりをつくりながら貼ることも考えた寸法です.)
ブレードの線図,寸法表示サンプル
現在のコンポジット(=複合素材)ブレードは,基本的に(クローカーもコンセプト2も)「白」が基本色です.メーカー(=桑野造船)に塗装をお願いすることもできますが,塗り替えなど,クルーでできるようにし,特にレースの前にはきれいにしておきたいものです. ブレードの塗装の傷はどうしても少しずつついてしまいますが,丁寧に扱っていることや,上手に漕いでいることのバロメータでもあります. 塗り替えのための手順も,サンプルブレードを用意しています.(詳細は,また書き加える予定です.)
ブレードの塗装の手順サンプル