ごぶさたOBのための今どきのローイング&皆実高 講座

トップページに戻る2018-8-31
このページは,すっかりボート・太田川あるいは皆実から離れ,艇庫や学校に顔をだすのも億劫になってしまった浦島太郎状態のOBのために, 今時の?ローイングについて紹介いたします.


3 舵手つきフォアからクォドへ
 ナックルフォアから舵手つき(シェル)フォアへと移り変わった4人漕ぎ種目も,さらに舵手つきクォドルプル(coxed quadruple 略してつきクォド)に種目変更になります.これで日本の高校生の競漕に関する種目は,すべてスカル系種目に統一されます.スカル系への統一が,普及,強化,健康管理上のメリットがあるということが理由のようです.(ozawa)

2 「漕艇」から「ボート」へ
 日本漕艇協会がその名称を変更し日本ボート協会に,そしてその主催・主管する競技の名称を,漕艇からボートに変更されました.これに倣って各県の漕艇協会も多くがボート協会に.ボート普及のため,一般にはわかりにくい(?)漕艇からボートにしたのだそうです.(ozawa)

1 マコンからビッグブレードへ
 その昔,細長いオールをスタンダードといい,少し幅広のブレードをマコンといっていましたが,バルセロナ五輪あたりから非対称の大きなブレード(ビッグブレードと言います)が主流になりました.さらに,現在では,リッジ(またはスパインともいう;中心の峰状の部分)がなく,上端に”返し”のついたスムーシーと呼ばれるブレードが出回るようになりました.これらは,流体力学的な解析の成果といえます.ただ,用具の進化は,漕手の技術の重要性を「相対的に」減らしつつあるとも言えます.今では「スタンダード」というのが「マコン」の意味に使われつつあります.(ozawa)